MENU

介護の仕事、自分にできるか悩んでいるならぜひ

転職で介護士を目指してみようか悩んだ経験がある人もいるかと思います。

しゃもの場合は、みけちゃん(長女)が東京に進学したために、お金を何とかしようと思って46歳で正社員として働くことを希望しましたが、世の中仕事はたくさん募集しているとはいえ結構難しいものです。

資格やそれなりの経験があればいいのですが、しゃもは子育て期間にとにかくお金が欲しいのと、土日祝日のお休みが欲しかったため派遣社員として工場勤務を選択していました。

1ヵ月しか契約がない会社や3年続いた会社もありましたが、お休みもしっかり取れて給料も比較的良かったです。

派遣社員から正社員にしてもらえる会社に入社し、1年後に正社員として契約させてもらうことができたためそこの会社では14年近く働きました。

みけちゃんが高校に入学するタイミングで住宅ローンが完済したので仕事を辞めることにしました。

ひと月手取りで17万5千円ほどもらっていたのでそれが0円になりましたが、7年間苦しんだ人間関係から解放された方の嬉しさの方が強かったです。

3年間はパパの給料だけで生活を補い、みけちゃんの進学をきっかけにまた働こうと決意しました。

目次

どうして介護士を選んだのか

りーじろうさん(長男)が1歳のときに保育園に預けるために仕事探しを始めました。

職業安定所から紹介された障害者施設に面接に行ったことが最初のきっかけです。

その障害者施設は入所のため、24時間体制で職員がいる場所でした。

勤務時間の相談に乗ってくれるという話だったので面接に行きましたが、お休みはシフト制で3交代制でした。

1歳の子供がいるしゃもには子供といられる時間を削ってまで仕事に専念するという選択肢がなかったためお断りをしましたが、施設の方はすごくいい方で「お子さんの手がかからないようになったらぜひまた検討をお願いします。お待ちしてますね」と言ってくださり、自分が必要とされている感がすごく心に響いたんですよね。

「誰かを助ける仕事がしたい」

ずっとそう思っていました。

また、しゃもの母は介護士でしたが施設での特定の職員のいじめや嫌がらせがひどく自死を選んでしまいました。

母は身体も弱く、病気がちだったのですが、生活していくための安定感を求めて介護士になりました。

母が残した遺書や周囲への相談した痕跡などをたどってみましたが、結局解決方法がないまま時間だけが経過していたんですよね。

今でもいじめや嫌がらせに悩んでいる人はたくさんいると思いますが「一人で悩まないで相談」というところで相談しても解決策は見つからないこともあるんです。

人間の言葉や行動もナイフや銃と同じ凶器なんですよね。

母がしていた介護士の仕事の世界はどういうものなのか実際に経験するために入ったことも理由のひとつです。

介護資格なしで未経験でも働ける?

少し前までは経験や資格は必須項目でした。

しゃもは7年前に転職を考えて派遣会社から今働いているところに面接をお願いしたことがありますが、そのときは「経験がなくても初任者研修を持っているか、資格はないけど半年ほどの経験があるかどちらかがないと無理です」とお断りされてしまいました。

当時は派遣会社からも初任者研修を取ることを勧められましたが、現在はネット検索でも「資格・経験なしでもOK」と記載されていることも多いです。

はたらき始めたときにどちらももっていなかったですが、以前お断りされた施設で社員として働くことができています。

しゃもは特別養護老人ホームで働いていますが、介護士として働くときは自分の生活に合わせて働く選択肢もあります。

✅デイサービス
✅ショートステイ
✅介護老人保健施設
✅有料老人ホーム
✅特別養護老人ホーム
✅認知症グループホーム
✅サービス付き高齢者住宅
✅訪問介護事業所

✅デイサービス

基本的に日中だけのお仕事で、土日祝日はお休みというところも多いです。

専任のドライバーさんがいることもありますが、施設によってはデイサービスの介護職員さんが利用者さんをお迎えにいくことも。

利用者さんが比較的自分で歩いたり食事をしたりできるので、体操やレクリエーション、食事やトイレなど移動中に転倒したりしないように介助します。

✅ショートステイ

ショートステイは1ヵ月以内を目安とした短期入所です。

施設にお泊りするので、24時間交代で職員が勤務しています。

ご家族の都合で自宅に利用者さんを一人にしておけない場合などで入所されます。

特別養護老人ホームや有料老人ホームと同じ施設に併用されていることが多く、介護職員は基本、遅番や夜勤を含めた交代制で勤務になります。

✅介護老人保健施設

老健と呼ばれるこの施設は在宅復帰を目指す利用者さんが入所しています。

基本は3か月ほどの入所で、自宅に戻れるようにリハビリなどを行います。

医師が常駐していることもあり、医療体制は手厚くなっています。

ですが、在宅復帰の環境が整わず、現在は長期入所する利用者さんが増えていることも現実です。

✅有料老人ホーム

民間が運営する宿泊型の介護施設で、自分で自立できる人や介護が必要な人まで入所できる人はさまざまですが、特別養護老人ホームと違い、比較的入所者さんの自立度が高いことが多いです。

利用者さんが高齢の方が多いため、食事や排せつ、入浴などの介助を行います。

24時間稼働しているので社員は交代制勤務になりますが、パートやアルバイトなど日勤のみで働けることもあります。

✅特別養護老人ホーム

基本的に要介護3以上の人しか入所できないという制限があり、生活支援や身体介護を中心的に行います。

食事や排せつ、入浴や臥床(ベッドに寝ること)、離床(ベッドから起きること)などすべてにおいて介助が必要になります。

入所期間が設けられていないため、終身利用者が多いこともあり、介護職員が看取ることもあります。

利用者さんの身の回りの生活ををすべてこなすため、24時間交代で職員が働いています。

土日祝日、長期休暇なども交代制勤務のためお休みを取ることは難しくなります。

✅認知症グループホーム

認知症高齢者の利用者さんがメインとなっている宿泊型の入所施設です。

少人数でユニットを組んで生活空間を配置しています。

認知症の進行を遅らせるために、専任の介護士がサポートしながら利用者さんができることを協力して一緒に行います。

こちらも24時間体制のため4交代制(早番・日勤・遅番・夜勤)が一般的です。

✅サービス付き高齢者住宅

自立した高齢者が入居することができる施設です。

ほとんど自分でできる利用者さんのため、介護を必要とすることはあまりないです。

お部屋にキッチンやトイレ、よくしつなどが備わっているためアパートやマンションのような生活に近い感じです。

建物はバリアフリー設計がされているため段差などもなく、廊下なども広く確保されています。

生活相談員のスタッフが常勤するため、無資格・未経験でも働くことができます。

介護型ではない限り利用者さんの介護をすることはありませんが、24時間職員が常駐していることが多いので、交代制勤務になるのかを確認する必要があります。

✅訪問介護事業所

訪問介護ホームヘルパーと言われ、高齢者や障害者の自宅を訪問して日常生活の手助けをする仕事です。

利用者さんが日常生活に不便を感じることを手助けします。(ゴミ出しや買い物など)

ホームヘルパーは介護職員初任者研修以上の資格が必要になります。

仕事は日勤帯がほとんどで、夜間は比較的利用者さんの自宅に行かなくてはいけないことは少ないですが、長期休暇や年末年始など休みがとりにくくなるかもしれません。

子育て中のパパママが働くのは可能?

しゃもの意見として、小さいお子さんを育てているパパママが正社員として働くのは正直、大変だなと感じます。

しゃもの職場にはパートさんで日勤帯のみ、土日はお休みというお母さんが働いています。

社員では、まだ結婚していない若い人か子育てが終了した40代半ば以降の人ばかりです。

シフトが1ヵ月単位で決定するため、休みがとりづらく希望休も2回しかありません。

誰かが当日休みになってしまうと、他の社員さんの負担はかなり倍増します。

また、特別養護老人ホームの場合はかなりの重労働のため、腰を痛める人も少なくありません。

子育てもかなりの重労働です。(しゃもの意見です)

子育て中に介護の仕事を選ぶなら日勤帯で働けて、土日休みがとりやすいデイサービスがおすすめです。

給料は仕事に見合ってる?

こちらに関してはしゃも個人的には少ないと感じています。

現在介護士が不足している施設が多く、働いている介護士さんの負担はかなり多いのが実情です。

しゃもも毎日汗だくで仕事していて、時間もあっという間に過ぎてしまいます。

もう少し高くてもいいのになと思いますが、介護士だけではなく、看護師や医者、救急・消防隊員や警察官など24時間365日勤務の仕事をしている人はたくさんいます。

選ぶときには自分の生活に合わせた働き方と給料なのかを探してみてください。

1番大事なのは自分の身体や心が壊れないことです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次