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40代半ばの転職は難しい?未経験・無資格でも正社員になれる介護職

以前の仕事を辞めてから3年、自営の建設業で事務職をしています。

しゃもは自動車の部品の顕微鏡検査を14年間していましたが、上司の考えに納得できずに退職することを決意していました。

そんなしゃもが2024年4月から新入社員として介護職に就き始めました。

介護職にどんなイメージをおもちですか?

「人間関係に不安がある、給料が安い、休みがしっかり取れない、時間が不規則、体力的や身体的にかなり大変そう・・・」など、しゃも家ではそんなイメージが家族の中で上がりました。

ですが、ある程度の年齢になると資格がない場合、正社員で希望する職種の再就職をすることが難しくなるという現状もあるんですよね。

「今の会社は合っていないから新しいとこに変わりたい」

そう思っていても、家族がいると行動することはそう簡単なことではありません。

ある程度の年齢まで仕事が続けられて、収入もそれなりにあって、お休みも確保できて・・・。

理想はありますが、現実は難しいものです。

そんな中でしゃもが選んだのは介護職でした。

なぜ介護を選んだのかと言うと「資格がなくても働ける正社員で、ある程度の給料が確保できるところ」という希望と、以前も興味はあったけど時間の関係で就くことができなかった仕事という理由でした。

しゃもは以前の自動車部品の仕事で忙しい仲間をお手伝いして上司に「そんなことするから周囲は成長できない」と怒られたり、自分の仕事だけをしていたら「自分の事しか考えていない」とか1日では到底終わりそうにない仕事量なのに「残業しないように仕事しろ」と日々怒られてばかりで散々でした。

わかるんです、もちろんそれもそうかもしれないし、納車を楽しみに待っているたくさんの人がいることも。

時間に追われている毎日や、仲間を助けてあげられないことの辛さから辞めることだけを毎日考えるようになってしまいました。

そんな中、みけちゃんの高校入学と住宅ローンの支払いが完済したことをきっかけに仕事を辞めるという決意ができたんです。

よけいな話が長くなってしまいましたが、介護職とはどんな感じなのか、就職したばかりのしゃもの現状からチェックしていきましょう!

今後、介護職に就こうか悩んでいる人に少しでもためになれば幸いです。

目次

介護職とは

世界保健機構(WHO)が2023年に発表した世界の平均寿命は男女ともに日本が世界第1位なんです。

そんな日本の65歳以上は現在約29%くらいとされています。

ですが、介護施設では必ずしも高齢者だけが入所しているとは限りません。

日本は介護職につく人の割合がかなり少ないため、すでに働いている人の負担はかなり大きいとされています。

そのため、人員を募集している施設は多いのになかなか希望者が見つからないのが現状なんです。

一般の人がもつ介護職のイメージはあまりいいものではないかもしれません。

ですが、年を追うごとに介護が必要になる人は増えていきます。

現在では、海外からの介護職員をお願いしないと回らないという現状がある地域もあると思います。

介護職には比較的自分で動くことができる人が利用するデイサービスや、介護が常に必要な特別養護老人ホーム、同居の家族のライフスタイルに合わせて利用できるショートホームやロングホームなどがあります。

その中でも特別養護老人ホームは24時間365日介護を必要とする方が入所するため、職員も交代で介護に徹しています。

そのため、お正月やゴールデンウィークなども一切関係なく働かなくてはいけません。

同じように時間や休みに関係なく働いている人はたくさんいます。

介護の仕事を選ぶ基準として、自分のライフスタイルに合わせて働くことができるかどうかを家族と相談して決める必要があるかと思います。

しゃもの場合は?

しゃもは介護職専門サイトに自分のプロフィール(写真や名前などは公表されません)を載せたんですが未経験で無資格にもかかわらず、たくさんスカウトをしていただきました。

スカウトをいただいた施設で自宅から近い施設を、応募する前に見学させていただきました。

そこは4階建ての施設で、デイサービスや特別養護老人ホーム、ショートホームなどがあり、それぞれの階に専属の介護職員さんが働いていました。

施設の中は静かで、しゃもが見学に行った時間は穏やかな時間が流れているように感じました。

見学終了後はしゃもが応募するかどうかの判断を待っていただけていたので、1週間くらい考えていましたかね。

1番の悩みは時間の問題でした。

正社員になると4交代のシフト制で、働く時間や休みが会社によって決められます。

給料は介護職で働いたことがないので、募集サイトで確認してから会社との話し合いで決めるしかないと思いました。

正直なところ、パートやアルバイトにするか正社員で働くかすごく悩みました。

パートやアルバイトの場合、就業する会社の規模によっていくつかの条件を満たしている月収88000円以上だと社会保険に加入することが義務化されています。

今まで自分で保険を払っていた人には朗報かもしれないですが、社会保険が給料から引かれることによって将来もらえる年金額は増えますが、毎月の手取り額は減ってしまいます。

旦那さんの扶養に入ろうと思うと『年間収入の壁』が発生してしまいます。

東京の一人暮らしはけっこうな金額です。

お金を貯めるためにしゃもは正社員を選ぶことに決め、気持ちが変わらないうちにすぐに面接をお願いする電話をしました。

このときのしゃもはけっこう勇気をふりしぼったと思います。

だって、やっぱり今まで経験したことのある接客業や清掃、検査などの仕事を選んだ方がなんとなく安心感があったので・・・。

でも、結局みけちゃんにかかるお金がたくさんかかるので自分が頑張らないといけないと気持ちに喝を入れて臨むことを決意しました。

子供のためじゃなかったら正直なところ踏ん切りがつかなかったかもしれません。

実際に働き始めてみて

現在働き始めて2ヵ月ほどが経過しました。

しゃもが配属された場所は特別養護老人ホーム(通称特養)です。

施設に入居している方は70代前半から100歳を過ぎている方までさまざまです。

ほとんどの方が認知症を患っているので日常生活に介護者がいないと生活することが困難です。

寝たきりの方もいらっしゃいます。

しゃもには専属で指導してくれる先輩がついてくれています。

先輩がお休みのときは違う人に教えてもらっています。

1日のプログラムはこんな感じです。

・トイレに行けない人のおむつ交換・行ける人のトイレ介助
・お風呂の介助・ベッドから起こす介助
・午前中の水分の準備・自分で水分が取れない人の介助
・軽い体操やお話
・ベッドに寝かす介助
・お昼ご飯の水分の準備・全介助の人の食事
・食事の介助・洗濯
・食器洗い(コップやお箸など)
・おむつ交換・トイレの介助
・おやつの準備・水分準備
・ベッドから起こす介助
・おやつの介助(全介助の人も)
・トイレの介助
・ベッドに寝かす介助
・必要なものの準備
・夜ご飯の水分の準備
・全介助の人の食事

だいたいこんな感じで、合間に入所者さんと話をしたりします。

「トイレに行きたい」と言うことができず、尿や便が出てしまう人もいるので、そういう場合は少し時間がかかってしまうこともあります。

介護の仕事は正直なところすごくすごーく大変です。

これは実際に現場を見てみないとわからないです。

ですが、しゃもはこの2ヵ月間嫌々出勤した日はありませんでした。

しゃもにはこの仕事は合っていたようで、毎日がとても充実しています。

介護職に就くことの悩み

職場の先輩が「給料が少ないのが悩み」と言っていました。

仕事内容を考えると介護職の給料は少ないのでは?としゃもも感じました。

しゃもの職場では入所者さん10名ほどを介護職員1人で見なくてはいけないこともあります。

しゃもはまだ先輩の仕事をする姿を見ながら覚えている段階なのですべての戦力にはなりません。

今のところ先輩方もいい人ばかりで人間関係の嫌さもありません。

ですが、介護職員は入所者さんに対しての悩みも多く、ストレスはかなりあるかもしれません。(個人の意見です)

職員同士の合う合わないはやっぱり避けられないようで、そういった類の事も言われます。

どこの会社でもあることだと思いますが、人それぞれのやり方の違いが不満材料になってしまうようです。

長年滞在している職員さんがいないこともそういった背景があるのかもしれません。

ですが、働き始めて2ヵ月ほど経過しましたが1ヶ月分もらった給料は14年働いた自動車部品関連会社より高かったです。

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今後活動を更新していきます

まだ入って間もないので、今後どういったことがあるのか、給料や仕事時間などについては順次更新していきます。

介護の仕事に就こうか悩んでいるけど勇気がなくて1歩踏み出すことができない人の今後の選択肢の一つになれば幸いです。

これはしゃもの実体験なので、全ての施設や働き方に当てはまるものではありませんので、参考程度にとどめておいてくださいね。

ちなみに、しゃもは介護の仕事と自営の事務の仕事を兼用しています。

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