こんにちは、独立したいしゃもです。
会社員として働いていたら1度は「自分で会社作れたらいいのに」って思ったことありませんか?
わたしは以前働いていた会社を辞めたくて何回も思っていました。
この記事では「個人事業主になりたい」と考えたときに考えるべきことをお話しています。
個人事業主ってどんなもの?
個人事業主とは会社を設立することなく自分自身で仕事を請け負って所得を得ている人のことです。
個人事業主とは会社に雇われずに継続的に事業で得ることができる収入がある人のことを指していて、不用品をフリマで売ったりして年間で数回入ってくる収入があるという人は個人事業主ではありません。
また、個人事業主になるには「開業届」を提出するだけでなることができ、初期費用などお金がかかることもありません。
今まで経験したことのない職種や業種で開業することもできますが、一部資格や認可が下りないと開業できない業種もあります。
(例:建設業・酒類販売業・リサイクルショップ・職業紹介・飲食店など)
「開業届」も自身で記入して管轄の税務署に提出するだけなので、審査が入るということもありません。
税務署に直接足を運ばなくても、開業届の用紙をネットでダウンロードして郵送で提出することもできます。
わたしは用紙をダウンロードして郵送で提出しました。
数日で開業届が郵送で送られてきました。
個人事業主の確定申告
会社員として働いている場合、会社が年末調整をしてくれるので確定申告をする必要がありません。
ですが、副業などを行って年間20万円以上の収益があった場合は会社で年末調整をしてもらっても、自分で確定申告をする必要があります。
ブログでの収益で年間20万円を超えた場合は毎年2月16日~3月15日までの間にか確定申告を行いましょう。
ブログを始める際に個人事業主として開業届を提出する必要はありませんが、確定申告の際に税金の特別控除が受けられる青色申告を行う場合は開業届を提出していないといけません。
青色申告を行う場合は事前に申告している必要があるので、確定申告期間ギリギリでなければ開業届と一緒に手続きするのがおすすめです。
開業届と同時に青色申告を申請するかどうか選ぶことができます。
【体験談】ネット販売で開業届を準備したとき
上で記したように青色申告で特別控除を行うときに開業届が必要になりますが、それ以外にどんなときに必要になるんでしょうか。
わたしの場合、ネットで洋服販売を行うための仕入れ時に必要でした。
仕入れ専門サイトに登録すると誰でも簡単にネット販売を行えるようになります。
ネットでお店を開く場合、無料でお店を作れるサイトも数多くありますが、商品を用意するために仕入れをする「仕入れ専門サイト」によっては開業届がない場合に登録できないこともあります。
特に誰かと同じような商品が被らないように売りたいと考えた場合、開業届を提出して業者としてサイトに登録するとたくさん商品を探すことができます。
仕入れ専門サイトでは洋服やアクセサリー、化粧品や小物だけではなく家具などたくさん種類があり、自分で商品を選んで仕入れサイトから安く購入して自分で金額を決定してネット販売することができます。
でも、仕入れる場合はある程度まとまった金額が必要だったり、保管場所やお客さんに届ける前の検査などある程度スペースも必要になってきます。
そういう悩みを解消するため、最近では「ドロップシッピング」といって自分で在庫を持たず、契約している業者さんから直接お客さんに商品を届けてもらうというシステムもあります。
その場合はトラブルを防ぐために開業届を提出していることが条件に挙げられることも。
またドロップシッピングの場合は自分で仕入れて販売するよりもかかる費用が多くなる傾向があります。
サイトを作ると仕入れ業者さんからお誘いメールをもらうこともあります。
有名なスポーツブランドやアパレルなどを仕入れて販売している業者さんもいるので、自分ではなかなか見つけ出せなかった業者さんと契約して仕入れることもできるようになります。
わたしはBASEでネットショップを開きましたが、無料でも簡単でおしゃれなサイトが作れます。
ですが、数多くあるサイトの中からユーザーが自分の店に訪れてくれるための集客に工夫が必要です。
また、ブログやネット販売などを行った際のお金のやり取りをするための口座やクレジットカードは開業届を提出していないと作ることができません。
ある程度利益が出てくると確定申告が必要になりますが、自分が普段使用している口座だときちんと区分けておかないとどれが販売収入なのかわからなくなってしまいます。
開業届を提出していないと代金を個人名の口座に振り込んでもらうことになるので、ユーザーにとって会社名のない個人口座にお金を振り込むのは不安を伴います。
相手に安心感を与えるために会社名の口座を用意する場合は開業届を銀行に提出する必要があります。
わたしは楽天で口座を開設しましたが、屋号(会社名)の後に個人の名前が記載されます。
これは銀行で口座を作る場合も同じになります。
また仕入れ専用サイト登録する際に開業届を添付する場合があるので、開業届を提出する際には必ず控えももらっておきましょう。
ネット販売は比較的リスクが少なく始められるので、個人で何かを始めたいという人におすすめです。
個人事業主の税金は?
個人事業主になると会社員と違い、自分で納めなくてはいけない税金が発生します。
例えば社会保険料は会社員の場合、毎月給料から天引きされますが、実際に払わなくてはいけない金額の半分を会社が負担しています。
個人事業主になることで社会保険から外れてしまい、国民健康保険や国民年金などに加入する必要が出てきます。
また年間の課税売上が1000万円を超えると所得税の支払いも必要になり、税率も法人より高くなってしまいます。
会社に秘密にしたまま、ネット販売やブログを行っても副業がばれることは基本ないですが、毎年払う住民税は現在給料から天引きされるようになっているため、収入が増えると住民税が増える可能性があります。
特別な理由がない限り個人で住民税の支払いをすることができないので、確定申告の際に副業分は自分で支払うようにできないか税務署で相談してみましょう。
その他、個人事業主になると雇用保険も入れません。
どんな仕事で個人事業主?
もともとなにか資格があったり、手に職がある場合だと個人事業を始めるきっかけになりますが、なにもないときには何を始めようか悩んでしまうこともあります。
個人事業主として始めるにはFC(フランチャイズ)もあり、個人で一から始めるより安く始められる場合があります。
例えば飲食店のFC(フランチャイズ)の場合だと、業種によって本部が店舗や改装費用を負担してくれるところもあります。
運送業の場合初めに車を貸し出ししてくれる場合もあるので、多くの資金を準備しなくても大丈夫ということも。
またお店の看板がすでに有名になっていることで、一から集客しなくてもお客さんが来てくれることもFCのいいところです。
若年層やシニア、女性が起業する場合で資金調達を検討しているなら、日本政策金融公庫が手厚く保証してくれることもあります。
もし、主婦や扶養範囲内で働いている人が日本政策金融公庫に資金を借りようと思ったら旦那さんの前年度の収入を提示する必要があるかもしれません。
わたしは扶養範囲内で働いているので、旦那さんの前年度の収入がわかるものを提示するように言われました。
個人事業主のいいところは時間が自由に使えるようになることや、会社という組織に身を置く必要がないことや家族と一緒に仕事を始めることもできます。
会社員として働いているときより考えることや、やらなければいけないことは確実に増えますが、人間関係に悩んで「仕事に行きたくない」ということはまずありません。
お金をあまりかけたくないならネット販売や、ブログやSNSで広告収入を得るなどが簡単に始められます。(収益を保証するものではありません)
ブログで生活できるだけの収入は得られる?
答えはイエスです。
ですが適当に文章を書いているだけでは収益を得ることはできません。
ある程度しっかりした内容の記事を書き、誰かが気になっていることの答えを出してあげられるようになれば収益は増えていきます。
それには独学だけでは吸収できないこともあるので、プロを探して学んでみることも必要になります。
わたしはまだ生活できるだけの収益が発生していないのでブログだけで食べていくのは難しいですが、
記事の書き方を学んでいくと1ヵ月でかなりたくさんのユーザーさんがサイトを訪れてくれるようになりました。
プロはブログだけで生活できる収益を得ていますが、それには書いた記事を読んでくれる人がたくさん必要です。
記事数が少なくても多くの人が必要としている内容が書かれている記事を書けば見てくれる人が増えるので収益も上がっていきます。
ブログで生活することは簡単ではありませんが、必要なのは途中で挫折しないこととプロを信じて行動するということ。
必ず成果が出てきます。
わたしはプロの指導のおかげで記事の書き方やサイトの構成のしかた、記事の内容の探し方などを学び、
独学で何度も落ちたアドセンスに合格させてもらえました。
わたしが教えてもらっているプロの先生はのブログ収益だけで年間1000万円以上あります。
近くにそういう人がいるとやる気も出てくるし、夢も膨らみますよね。
ですが、ネットの世界には悪徳業者も多数いるので本物か見極めることも大切になります。
基本的に「数分で〇十万稼げる!」などの文章を掲げているサイトに頼っても、無駄金を払って終わりになりますので十分気を付けてください。
世の中そんなに甘くありません。
まとめ
今回は個人事業主になりたい人について話をしました。
個人事業主になるにはメリットもたくさんありますが、もちろんデメリットもあります。
これからの人生において何かに挑戦するのはいいことですが、お金をかけるならば本当に必要なことを見極めてくださいね。
また生活に影響しないようにリスクは最小限にとどめましょう。